こんな神社あったっけ？　もう正月気分も、少しだけ抜けてくる四日である。　いつもの散歩コースだったんだけど、一つ角を間違えてしまったらしい。
今さら戻るのも面倒になって、そのまま進んでいたら、なんと神社があった。
でも、なんか変なのである。　あたりに、誰もいない。つまり、私、ひとりなのだ。
四日だけど、誰かいるのが普通だろう。ちょっと、いや、かなり、不思議気分で、いっぱいだ。
すると、さっきまで晴れていた空から、白いものがふわりふわりと落ちてきている。
冬の演出だ。　誰かが、降らせているに違いない。　そんな気がしてくるのだ。

神社にいたのは