連載:けんけんぱっ 春夏秋冬1

癇癪(かんしゃく)の くの字を捨てて 感謝する 節分近し

まとわりつくハエに苛立つことは、よくある

いわば、生理的な不快感

やれ打つな 蝿が手を擦り足を擦り

やはり、このくらいの境地でなければと思う

人生に遭う苦からすればたわいないことではある

寺には、境内に入る前のあたりや、境内に掲示板があることが多い

そこに、仏教の教えの言葉が、筆書きされた紙を掲示したりする

たまたま、今日、テレビで色々な寺の掲示板に貼られた一般人からの名文を、紹介していた

その中のある一文が目にとまり、気にいった

「癇癪(かんしゃく)の くの字を捨てて感謝する」

なるほどと思っ