連載:故郷の南志見城山物語

古代の祭祀と平城京遷都

 神話の中では、祭祀に先立つ準備として機織りや鍛冶の記述がある。「機織りや金属加工技術は古墳時代(5世紀)に日本列島にもたらされた最新技術でした。5世紀の祭祀ではそうした最上の品々を捧げていた痕跡が発見されています」という。
 
祭祀の中でもきわめて重要と言えるのが「大嘗祭」である。古代以来、天皇は毎年11月、その年の収穫を感謝し、神に新穀等の神饌を捧げる〈新嘗祭〉を行う。

**天皇みずから平安を願う意味
https://www.kokugakuin.ac.jp/article/138733

 平城京遷都は、奈良時代の藤原京(25㎢/造