明治40年山口県湯田温泉に生まれた中原中也は情感溢れるかずかずの名作を残し昭和12年鎌倉の地で30歳の短い生涯を終えた
平成6年に開館した「中原中也記念館」は中也の生家である医院の跡地をそのまま利用している
季節により展示品の模様替えが行われ彼のファンや研究者に愛し続けられている
自筆の原稿は丸みを帯びた丁寧な文字が記されあたかも乙女チックな女子のもののようだ
文学青年気取りだった私にとっては唯一無二の存在だった中原中也の生誕地にこうして来られた幸運を感謝する
ただあれから40年、詩集を開く事も無かった身には文節の全てが