嘘っぱちの「建国記念の日」(旧紀元節)は祝えない

「建国記念の日」は、初代天皇とされる神武天皇が、「辛酉(かのととり)年春正月」の一日に即位したという『日本書紀』の記述を太陽暦に換算したものです。
それは紀元前660年2月11日にあたりますが、そのころの日本はまだ縄文時代で文字や暦も存在していませんでした。

そんな昔のことが8世紀半ば(奈良時代)に編纂された『日本書紀』にあたかも事実のように記録されていること自体がまず学問的に信用ならないのですのです。
また縄文時代には「階級」も発生しておらず天皇もいませんでした。(弥生時代になって定住農耕文化が発達するまでは富の集中も無く、階級も権力者も天皇