連載:人間関係・交わり

次期日銀総裁決定の報に―速水優元総裁を偲んで(1844)

      
 wakohは経済音痴だ。およそ金融とか、財政のことなど全く知らないも同然だ。大切、大事とは思っても、それに首を突っ込むことなど全くせずに過ごしてきた。
 そんなwakohでも、日銀総裁の人事が、トップニュースになっているのは知らぬではない。10年も続いた黒田東彦総裁の下での、金融緩和政策がどうなるのか、その行方を市場は注目しているという。次期日本銀行総裁として政府が指名したのは、経済学者の植田和男氏とのこと。新体制は、戦後初の学者出身の総裁をトップに、副総裁として、金融システムの分野で世界をリードしてきた行政マンと、マイナス金利政策を