おでん屋はバス停近く年の暮れ



 【魚が好き 肉はそこそこ食べる

 タラコ 漬物 モズク 烏賊の麹漬け 等が好き

 野菜は大好き でも美味しくなくてはいけません】


 風の音遠汽車の音おでん煮ゆ  大橋敦子

 おでん屋の常連の座の決りをり  丸山茨月
 
 おでん酒百年もつかこの世紀  川崎展宏 冬

 おでん屋をのこし早寝の小漁港  大島民郎
 
 おでんやは夜霧のなかにあるならひ  久永雁水荘

 おでん屋の牛筋ねっとり甘辛く  アロマ

 おでん喰ふ聖樹に遠き檻の中  角川春樹

 おでん屋の灯の正面にバス止る  大塚とめ