あの日

津波に飲まれた集落を離れ、姉の暮らす隣の地区に避難した。生活のために配給に並び、井戸のある家で水汲みに並び
やっと電気が来たとき、姉のPCで県や市町村の名簿が出てたのを確認した。
親族や知り合い、同窓生などの安否が知りたくて

とくに沿岸部に注意して、亡くなられた方々の名簿から目を通して。
 ふと目を止めたのは
同じ名字で並んだ方々 余り見かけない名字
お名前から御高齢の御夫婦か?そしてご婦人の名前に キラキラネーム?孫さん達かなぁ

泣けてきた 抜けているのは 多分この家の働き盛りの男性 たった一人生き残った? 働きに出ていて津波に遭