「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露に濡れつつ」 天智天皇(第三十八代天皇)
秋の田んぼの脇にある仮小屋の、屋根を葺いた苫の目が粗いので、私の衣の袖は濡れてしまった。
In this makeshift hut
in the autumn field
gaps in the thatch let dewdrop in,
but it is not dew alone
that moistens my sleeves…
さて、この歌を理解するには、古代から連綿と続く日本の統治形態につ