自分が老人になる日③

ここまで私の闘病というか通院の記録みたいな日記を書いてきてしまった。
しかし、実はこれを書きたかったわけではなく、この経験を通して自分が老人に近づいたということを具体的に実感するということはどういうことかを書きたかったのである。

まず老いを痛烈に実感する時は唐突に来るということだ。
私の場合は突然の頻尿。これとて前兆はあったはずなのだろうが、「まあ歳のせいでトイレも近くなったんだろう」くらいに片付けていたのだと思う。
生まれつき丈夫なほうでこれといった大病もしたことはなく、インフルエンザも職場で大流行して次々に同僚が感染していくなか自分の机の