何をやってもどれほど考えても
怒りや嫉妬にがんじがらめになる習癖は
なくならなかった。
どうすればいいんだ・・
ほとほと疲れ果て
情けなさに打ちひしがれていた時
小川一乗さんの本をパラパラとめくった。
すぐに目に入ってきたのは次の言葉だ。
煩悩の滅について
龍樹の「根本中論偈」より。
【もしも誰かに何らかの諸々の煩悩が
自生をもって存在しているのでないならば、
どのようにして(存在していないものが)断じられ、
誰が実在していないものを断じえようか。(25偈)】
一乗さんの解説。
【きわめて明確に、