連載:日常2

ほんとうにやめたいと思っているの?

やめたいのだけれど、やめられない、という話(相談)を聞くことがあります。たとえば禁煙問題。
へぇ、そうなんだと受け止めながら、念のため聞きかえします。
「・・・ほんとうにやめたいと思っているの?」
「もちろんです!だから悩んでいるのです!」
と胸を張って答えが来たりします。

「いやいや、ほんとうにそれを望んでいるの?
ほんとうに?」
「たとえばタバコを吸ってしまったら、その腕を、あるいは指を切り落とされるとしても?それでもやめないの?」
「えっ、そうなのだったら、やめるのやめるかも・・・」

覚悟がないのですよね。葛藤があるばかり