報告 2023年04月13日(木)06:48 会員以外にも公開 蜃気楼船が沖行く像結ぶ 杉本苑子別れ霜桜 蝦 石ころの浮き足立ちて別れ霜 檜紀代 桶底の仕舞ひ酸莖や別れ霜 中原道夫 早暁の東京発ちぬ別れ霜 稲畑汀子 別れ霜駅へと急ぐ女学生 大内幸子 別れ霜体内時計の螺子を巻く 寺田すず江 箒目の流れのままに別れ霜 能村研三 「別れ霜」という小説杉本苑子 アロマ 九体寺の味噌は甘かり別れ霜 長谷川かな女 花寂び 春潮のひかりに包む握り飯 服部早苗 春潮といへば必ず門司を思ふ 高浜虚子 あの辺り佐渡があるてふ春の潮 長沼紫紅 落日の色呑み込めり春の潮