SNS時代の最大の弊害は、「論破の目的化」入管難民法を巡る「コップの中の嵐」

 入管難民法を巡るリベラル同士の「言い争い」を目にすると悲しくなる。本来は、市民運動・消費者運動・労組・政党・学者・革新的マスコミ等、方法の違いは有っても、平和や人権、物価や賃金等様々な課題に対して同じ目的を持つ者同士は、その存在を尊重し合わなければならない。しかし、今、それらが方法論の違いから分裂しかけている。

 両者の言い分は良く分かる。法案改革派(以下改革派)は・・・、とんでもない悪法で有る事は事実だが、それも若干でも自公の譲歩を引き出し、付帯事項や第三者機関の設置によって、僅かでも救われる外国人やその家族を増やそうとする試みを主張する。一