善性について

※ご注意、哲学的な内容です。関心のない方は忌避してください。

古代ギリシャの哲学者たちは真善美を主題とした。
人は何事かを理解したとき、成程‼、と頷く。プラトンはもともと知らなかったことであるのに、どうして解かったと言えるのか、と疑問を呈し、その説明を前世で得た知識の想起(アナムネーシス)であるとして自説を立てるが、
人が謎に魅了され、解き明かすことに快感を覚えることは否定できないように思われる。何を謎とするかは人それぞれだが、神秘の対象を打ち立て、その根拠を、理性をもって明らかにし、世界に変革をもたらすとき、学説となり、歴史を刻む。
美に価