連載:佐賀旅

武雄でド迫力の巨木にひれ伏す

玄海から伊万里、有田に寄り道して武雄温泉に投宿。
磁器は美しいと思うけど、終活の最中としてはすでにあるものをどうしたものかと悩み中で、観るだけで御免。

お気に入りの厚手のマグカップが壊れたら、益子に行く口実ができるなんて具合で、普段使いの壊れを愉しむのが関の山です。

武雄温泉の無色透明とろとろ湯は最高で、朝鮮出兵から帰国した兵士を癒したことでしょう。ここの武雄神社の脇から伸びる急こう配の参道を上っていくと、樹齢3000年の楠の木が迎えてくれました。ご神木が立ち上がって物言わんとする。声が聴こえる気がします。

そして、武雄図書館。