六月の風柳戦がせ吹き入って



 舟べりを過ぐ六月の水の色  桂信子 花影

 六月の皿に蓼酢の青よかり  後藤比奈夫

 六月の風柳戦がせ吹き入って  アロマ

 海の藻の花さく頃の五六月  高野素十

 子馬身を六月の野と母にゆだね  松村蒼石 雪

 風六月教師と柱暦煽る  中村草田男

 馬駆りて六月の浜なほ暮れず  山口誓子

 木苺の六月の日のうるみつつ  山口青邨

 荒磯の六月の牡蠣を饗しけり  水原秋櫻子 餘生

 まいたけと牡蠣のピリ辛オイスター炒め  アロマ

 牡蛎飯に生姜とミツバ散らし盛る  アロマ

 茹で