連載:日常2

競争心と優越感

手術を受けた病院に定期的に検査を受けに通っている。病院の駐車場に着き、かならず遭遇する光景がある。こちらより一台あとに駐車場に入ったぐらいの、ほぼ同時に到着した方が、いそいそと車を降り、足早にこちらを追い越そうとしている。こちらはゆっくりと歩くのでたいていは抜かれてしまう。なぜそのような急ぎ行動をするかといえば、本人は意識はしていないかもしれないが競争心があるためだ。先の人より早く病院に入り、はやく診察券を通してはやく受診したい。人に勝ちたいのだ。

人は根拠なく競争に駆られると思う。
会議の場で、ひとよりいい意見を言って場の主導権を握りたいと頑張