連載:テレビ・映画など

和而不同(和して同ぜず)(1891)

 wakohが日ごろ使っている皿の一枚には、實篤のサインと印が押され、絵をよくした實篤の、ナスとピーマンの絵が描かれ、タイトルに掲げた「和而不同」の文字が書かれている。實篤とは、言うまでもなく、小説家、武者小路実篤のことである。志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊。「新しき村」を作り、絵もよくし、人生肯定、人間信頼を唱えた。作品に「お目出たき人」「友情」「真理先生」などがある。
 「和而不同」とは、恐らく、実篤のモットーだったのではなかろうか。wakohは自分の名が「和孝」なので、「和」をいたく愛している。
 人と争わず、睦まじくするけれども、定見を持たず