精神交互作用は煩悩である

内向的、自分の内側にばかり意識が向く性質などを
ヒポコンドリー性基調という。

この性質のために
意識は始終自分の体や心に向いている。
このために自分の身に起きた
すこしの不調や不愉快さも見逃さない。

ここにある作用が働くときにその感覚は固着し、
その人をがんじがらめに陥らせていく。
それが精神交互作用だ。

これについて。

自分は生まれつきそういう性質を持ってしまったから、
精神交互作用を起こしてがんじがらめになって
苦しむようになってしまう

とあたかも
そうさせられてしまう被害者のように
考えていたところ