話題の歌集ですが漸く図書館で借りることができました。
「サーベルと燕」のタイトルですが、いつもタイトルの付け方を気にしているのですが。このタイトルも少し変わっていてなんだろう?という感じでした。
サーベルは、作者のおじいさんが日露戦役に出征する際に使ったもので、日本刀を改造したものだそうです。武家の出身というし出自を表明したものでしょう。仙台藩士だったのだろうか?
気になった歌
塩田に塩をつくりて一生を過ぎゆくひとに幸はふかけれ
母が耕す鍬に小石のあたるおとかちりかちりと忘れざらめや
袋田のさみづる滝の見にゆくと降りてゆきたり