すばらしき出会いにかんしゃ 遠藤実
私の原メロデイー
疎開をして淋しい思いをし、こうした少年の頃の出会いがなければ、 人生を歌に託すことができたかどうかわからない。
「歌」を細胞に沁みつかせ
私が、歌手に憧れ、歌手になりたいと夢を持ったのは、岡晴夫さんの『東京の花売り娘』をきいてからだった。
充たされない思いを糧にして
「中学講義録」や記章、学生証を手にいれたものの、せっかくの通信教育は中途半端に終わり、母への詫びの想いとともに、私の中学への憧憬の念は残った。それが、後年舟木一夫の『高校三年生』を生むことになる。 上田茂之という新
連載:読書感想連載