津軽こぎんー野良の藝術その3ー

津軽地方での野良着を刺し子した時代物、
西こぎん、東こぎん、三縞こぎんと津軽地方の土地により分かれている。

博物館や、骨董市で時折見たこぎんは、実に細かい模様が多種多様で、時間をかけた手仕事のには、驚きを感じた。

昔は、寒冷な津軽地方では木綿の栽培ができず、また使用も禁じられた時代もあったようだ。
 よって木綿は貴重、麻での野良着に木綿で保温を高めるため太綿糸で、麻布の糸の間を通していき(刺し子)、保温性を高めるのが目的で、その知恵だったようです。

津軽の冬の厳しい生活の中、野良仕事の合間、女性たち細かい麻糸の間を、木綿糸をくぐらせ