連載:古典芸能

久しぶりに見る三遊亭好楽の高座

国立演芸場8月中席6日目を見た。
毎年8月中席は、桂歌丸がネタ出しで圓朝作の怪談噺(・・・怪談乳房榎・江島屋怪談・お露新三郎/出逢い)を長講していたが、この枠を引き継いだ三遊亭円楽(6)も他界した。
昨年から、落語芸術協会(桂歌春・笑福亭鶴光・三遊亭小遊三・桂米助)と、五代目圓楽一門会(三遊亭好楽)が加わり、五人の師匠が交替でトリを勤めるようになった。
ところが、7月6日にチケットの発売を開始した時点では、出演者はトリだけしか公表されていなかった。

好楽がトリを勤める日を見ることにしたのは、日頃、見る機会が少ない圓楽一門の若手に期待したからで