ビルマの竪琴 始まりの一冊

小学5年生位だったと思う。当時私は、本を読む喜びを知りませんでした。安らぎ、慰めと言えば、住んでいる集落から離れ、独りで、雑木林の中を歩くこと。私は、この世は競争社会なんだろうか、私は生き抜くことができるだろうか、といつも考えていた。父に連れられ、叔父の家に行った時、叔父が書棚から選んで、プレゼントしてくれました。
私は、この一冊で、本を読む喜び、楽しさを知りました。競争社会でない世界もあるのだと思いました。音楽は苦手でしたが、強い憧れが生まれました。
後に、1956年封切りの映画、1985年の映画、両方を見ました。音楽監督は、ゴジラで有名な伊福部昭