私が本を読むようになったのは、かなり幼い頃からのこと。 11歳年上の姉、8歳上の姉、4歳上の兄が、揃って本を読むのが好き。 母親も山手樹一郎、柴田錬三郎といった時代小説が好きで、貸本屋の常連客だった。 そんな中で育ったちびっ子の私も当然のように本が好き。 小学校の入学祝いに姉からもらった本が「ロミオとジュリエット」 それからは翻訳本が大好きになった。 異国の物語は子供の想像力をこのう…
何か一冊選ぶ、となると掲題の本しか浮かびませんでした。読んで大きな感銘を受けた、となると選択に困りました。 たいていの方は、小説か哲学書になるかもしれません。小説はそれほど読んでいませんが、40代以後、太宰治、夏目漱石、森鴎外や芥川龍之介を読んで、それなりに感銘しました。カント、パスカル、ヘーゲル、マルクス、エンゲルスも読んで、感銘というより学習しました。ただいわゆる"唯物論者"にはなりま…
わたしの一冊は叔父さんとこで読んだ昭和27年発行の 株のグラフの本です 題名は覚えていませんが 罫線の基礎が書かれていた 何度か叔父さんとこへ 行って同じ本を 二度か三度読み返して来た 僕がその本を読んだのは昭和41年から42年の頃 頭の中にはその本が基本でその後の勉強とか応用で判断になる元が増えているが基本は 昭和27年発行のその本になっている さて この間も書いたが9月24日の日…
私の一冊は私のスワヒリ語の先生の西江雅之先生の「花のある遠景」です。先生が1960年代にナイロビに行って下町に住み、そこにいた三人の女性の生活を見ながら、いろいろなことに出会い、その別れが中心に書かれています。私も1979年にナイロビに行った床尾、ちょうどナイロビに来られた先生と一緒に住まわれていた地区をみにいきました。当時はまだ治安もよく下町も歩けた時代でした。そのほかいつもサファリの時に一緒…
自分の書いたエンタメ&ミステリー小説です。舞台は和歌山で意外な展開が待っています。https://youtu.be/cFzBeiqgS4I?si=bqyuOASHaqJw9901
※この日記は読書感想備忘録です。 https://smcb.jp/diaries/8887882 上の日記で書いていた恩田陸先生の本「三月は深き紅の淵を」シリーズをついに読み終わりました!嬉しいです! 2作目の「麦の海に沈む果実」がドキドキハラハラでとても面白かった。 人里離れた謎めいた学園に主人公がやって来てから、いくつもの不可解な事件が起こります。 閉ざされた空間、いわゆる…
私の好みの作家が次々と亡くなり、新しいものが読めなくなった。 私にとって読書とは、繰り返し読むというのではなさそうだ。「読書百遍意自ずから通ず。」というのは、朱子学でいう「格物致知」のようなもので、私には合わない。実際にやって見て匙を投げた王陽明のようである。 私には読み飛ばしが性に合っている。それによって物事を探究するというのではなく、エンターテインメントなのである。 だから、私にとって…