初焼き芋

道路にはみ出してる木を切ってあったのを、小切って焼き芋を作ることにしました。

太い幹や枝は30㎝ほどに切って、もみ殻燻炭の燃料に使います。

葉はとっくに枯れ葉状態で、ライターを近づけると頬赤らめて、ポッっと輝きだしました。

その後は、燃える恋心のようになり誰にも紅蓮の炎は止められません。

気持ちが落ち着きだしたころを見計らって、濡れ新聞で包み、その上からアルミ箔でおしゃれをさせた田舎娘の紅はるかをそっと、残り火の中に入れて成就させました。

恋心が燃え尽きた炭になった中から、紅はるかを呼び戻し、高ぶる気持ちが覚めるまで、ブリキ