近江八幡・・・西洋建築とマッチした古い町並みと堀割

 一昨日は「秘密基地」などと戯けて見せたが、あの施設は近畿地方では有名なバームクーヘン屋さんが手掛けた一種のテーマパークだ。あそこの中々見応えはあるが、近江八幡の本当の魅力は別の所にある。

 本能寺の変で安土の町が灰燼に帰し、その住民達を集めて新たな街を作ったのが、悲劇の関白秀次であった。まあ、一説には「殺生関白」などと揶揄されることもあるが、ここ近江八幡にとっては街の発展に大いに寄与した人物として肯定的に捉えられているようだ。この町や近郷の地域からは所謂「近江商人」とよばれる人達が出ることになり、町並みにも往時の繁栄を見ることが出来る。