連載:日本語

「あたりまえの」と「感動の」年賀状

今、思い出して楽しいのは「約束年賀状」。
小学生3年ごろに同級生と約束しあった-「おれが年賀状を出すから、お前も年賀状を返してくれよな」なんての押しつけあい。
そのうちに年を重ねての年賀状には印刷されただけのものが多くなってきたので、電話あいさつのみで済ますようになり、年賀状のやりとりはみるみる数へった。

「感動の年賀状」ねぇ。
今朝、瀬戸内静寂による愛についての語りをたまたま目にした。
ここにある言葉もられた年賀状なら、おそらくわたしは心ズキンとする。
かいつまみ、語りも変えればこんな話。

>人は愛するために生まれてきた。どんなに