鎌倉散歩 ―山崎方代と瑞泉寺 ―

今年も残すところ僅か3日、龍が兎からの襷を受け取りべく準備をしている。その1週間前に鎌倉に出かけた。
後醍醐天皇の子、護良親王を祀る鎌倉宮の脇を通る車かすれ違うのが難しそうな、だらだらとした坂を登っていく。途中日本画家の平山郁夫のお宅を見、さらに進むと今では公園になっている源頼朝が建立した永福寺(ようふくじ)址を通り過ぎる。更に細くなった道の奥に瓦葺切妻造の四脚門が袖塀もなく、佇立しているのではないかと思わせるように建っている。
鎌倉後期の御家人 二階堂道蘊によって建立された臨済宗 錦屏山 瑞泉寺の惣門なのだ。
途中で降りてきたカメラを首から下げた