その昔「江戸」という庶民の町があった   !

正月、東京は一年でも静かな一時を迎える。
そんな静かになった東京が好きで、この時期ぶらっと街中を歩き古い建物に遭遇すると、しばし見とれて建物をじっくりと眺め、江戸を舞台の物語の小説の一説に快い妄想にふけることがある。

江戸っ子の気風ていうのは「宵越しの銭は持たねぇ」なんて、この言葉は食べたり飲んだりするいわゆる「消えもの」についていわれるもので、江戸っ子は着るものなど生活必需品を買う時は「三度考えろ」と言われ、購入したら、形がなくなるまで手を加え、修理し、長く使いまわしをする、これが「勿体無い」という思想で物を大事に使うことを子供のころからおしえ