能登の伝統的住宅が倒壊して

 元旦の大地震で地域壊滅的な住宅倒壊にある。

震度7を観測した「内陸直下の地震」の阪神・淡路大震災では、地震を直接の原因として死亡した約5500人のうち8割は、倒壊した住宅の下敷きとなった。

建物倒壊は、垂直方向に生じる初期微動(P波)の「縦揺れ」とほぼ同時に、主要動(S波)の「横揺れ」が起き、横からの力に弱く。2000年に「耐力壁」をバランスよく設置するよう、「四分割法」を定め、柱の種類に合う適切な金物を具体的に示した。

「四分割法」では建物の各階を東西、南北方向の長さに4等分して外壁部分から4分の1の部分を対象とする壁量の計算方法を