藤原道兼が紫式部の母を刺殺?

新しい大河ドラマ「光る君へ」第1回を観た。そこでは、紫式部が幼いころ、式部の面前で母が藤原道兼に刀で刺し殺される場面が出てくる。  
当時の貴族は血を見ることを忌み嫌い、重罪人であっても配流がせいぜいであったように理解している。しかるにドラマでは、道兼が怒りにまかせて式部の母を刀で刺し殺して自らも見まみれになる場面が出てくる。  
いかにドラマといえども、これは造りすぎではないか。史料では道兼の性格が冷酷であるとするものもあるが、それを表現したいのかドラマでは道兼が弟の道長に暴力をふるう場面がくりかえされる。
暴力どころか当時の貴族がみずから刀をふ