連載:姥のつぶやき

しあわせのねだん


  門田 光代著 「しあわせのねだん」

  彼女の作品二冊目は 一番短いものを選んだ

  彼女にとっての 「しあわせ」は何か?
   それを値段に換算すれば いくらとなる

    一気に読み終えたが 矢張り疲れる

  幸せがすべて値段に換算されている
   奔放な幸せの値段は作者の気まぐれ的買い物で在り、食べ物である
   そこに幸せの価値観をはじき出す

  経済状況を明らかにしない両親のもとで育った彼女は
  お金とは水道の蛇口のようなもの、いついかなる時も水は出続けると理解していたと述懐

  そのため二