シャイー指揮によるプッチーニ の歌劇「ラ・ボエーム」のDVDを視聴して

昨年1月以来の視聴。
客席には、プラシド・ドミンゴの姿も見えた。
シャイーの指揮するオーケストラの響きが、特に美しい。奥行きと広がりがあり、豊かな低音が音楽をしっかり支えながらも、濁りがない。また、背景にはゴッホやルノワールの絵が投影画像として使われ、舞台の雰囲気を歌劇にマッチしたものにしていた。
印象に残ったのはムゼッタ役のカルメン・ロメウとマルチェッロ役のマッシモ・カヴァレッティ。一見悪女風のムゼッタは実は心根の優しい女性であることや、画家のマルチェッロの友達思いの心情がよく表現されていた。ムゼッタは、耳飾りを売って医者と薬をといって、マルチェ