金子智朗『教養としての「会計」入門』

 新卒で入社した会社が金融機関の勘定系システムを開発する会社だったので、新人研修で簿記を5日間学んだ。この研修は私の社会人の基礎となり、今も生きている。仕事をする上ではシステムを導入したり、業務を委託したり、貯蔵品の棚卸をしたりと経理関連業務は共通業務としてどの部署に行っても発生する。また、中堅・管理職となれば自部署の予算管理は欠かせない。管理会計も見よう見真似で実務に取り組む。子会社の監査役になってからは、財務諸表の監査も仕事。こちらも必要に駆られて本を読んだりして、キャッシュフロー計算書とは何かなどある程度理解しているつもりでいた。

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