連載:俳句つれづれ

コラム「俳句つれづれ(その三十五)」

 私が、地域の老人クラブの会報で掲載させていただいています。俳句コラム「俳句つれづれ(その三十五)」を提出しましたので、ここに転載させていただきます。
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俳句つれづれ(その三十五) 中村一世
 名句といわれる俳句の鑑賞と句を作ったときの作者についての解説、第三回の句は次の句です。

古池や蛙(かわず)飛び込む水の音  松尾芭蕉

この句は、教科書にも載っている著名な句ですが、この句を「古池に蛙が飛び込んで水の音がした」と解釈しますと、なぜこの句がこれほど有名なのか分りません。理解するために俳句の歴史を知る必要が