マッカサ-草案の舞台裏  その2

吉田も松本も白洲もGHQの力の大きさに驚愕する。マッカサ-からの日本国憲法の原案を作成するよう命じられたホイット二-民政局長は25人の運営委員会を作り、「前文」「天皇」・条約・授権」「人権」「立法権」「行政権」「司法権」「財政」「地方行政」「秘書」「通訳」のグル-プに分け、すべてを最高機密にして作業が開始される。

2月4日、ホイッ二-は「これから一週間民生局は憲法制定会議とする」そして、2月12日のリンカ-ン大統領の誕生日までにすべてを完了させるようにと言い渡される。25人は上官の命令には従わなければならない。それが組織だと納得するしかなかったと後に局