マッカサ-草案の舞台裏  その3

GHQの思惑は、この憲法がこの先10年間は変えられ無い事を想定していたきらいがある。憲法改正条項の存在で、これを担当したプ-ル氏は「曰く『日本はまだ民主主義に慣れていないから、憲法の民主規定の逆行を防止しなければならない』と書いてありました。」

そこで私たちの第一次案には『この憲法は、1955年までの10年間、改正してはならない。但し、その後は、10年ごとに国会の特別会で討議する』という内容のものにしましたと述べている。こんな条項が入れられていれば今頃、憲法はちがつたものになっていたかもしれない。

だが、日本はいまだに憲法改正の議論さえきうすで、GH