光る君へ ⑪  まどう心

藤原兼家が起こしたクーデターの影響で、藤原為時は官職を失った。
為時は長年兼家の間者として、後に花山天皇となる師貞親王の動向を報告していた。
しかし即位後の花山天皇から熱い信頼を得たことで罪悪感が芽生え、
間者としての役目から離れたいと兼家に頼み許しを得ていた。
その時は安堵した為時だったが、花山天皇が出家し、兼家が右大臣から摂政となって大きな権力を手にした以上、今後再び為時が官職を得られる望みは無かった・・・

まひろは先行きを案じ、源倫子を訪ねて
倫子の父・雅信に為時を推挙して欲しいと頼む。
しかし倫子はそれを断った。
摂政・兼家の決断は天皇の決断と