連載:ときときの出遭い

隠れキリシタンの大野教会堂


 遠藤周作文学館を左手に観て坂道をのぼると
  こじんまりした平屋の建物が見えてくる
  前回訪れたときは冷たい雨の日
  隠れキリシタン教会はひっそりと訪れる人もなく
  なんとなく寂しさを醸していたが
  今回訪れたときは青い空が気持ちよい晴れた一日
  世界遺産に登録されて係員の方も常駐して
  窓も開放されていた

 大野教会堂
  マルク・マリー・ドロ神父の設計と指導により建てられた、平屋建、瓦葺きの教会
  北を正面とし
  会堂部は石造で、間口6.1メートル、奥行11.8メートル
  北面と東西側面の外壁は「ド・ロ壁」と呼ばれ、玄武岩の切