ニギスは、旬が春と秋の二回あり、日本海側では極めて在り来たりの魚である。
ところが、関東ではマイナーな魚で、魚津へ転勤するまでは、名前さえ知らなかったのだ。
鮮魚は、刺身、塩焼、煮付、フライ、天ぷらなど、色々な料理に使える。
ところが、鮮度落ちが早いのが難点で、干物などに加工して流通することが多い。

見た目はキスに似ているが、仲間ではない。
癖のない白身魚だが、脂の風味が何とも言えない。
干物の場合、大概は丸干しだが、一夜干しでも本干しでも、それぞれ美味しい。
昨年、同級生と魚津へ二泊三日で遊びに行ったが、食べる機会が無かったのを、残念に思っている。