「イングリッシュマン 復讐のロシア」 デイヴィット・ギルマン著

ロンドンでMI6所属のイギリス人、銀行役員が拉致される。実行犯はロシアが雇った傭兵。ロシアは銀行役員が持っているMI6の情報と金が欲しい。これに対し、イギリス側は銀行役員の奪還と拉致した人物の殺しをフランスに住む「イングリッシュマン」に依頼する。

実に迫力ある東西スパイの戦いがノンストップで展開される。
この小説を手にしたら、すぐに引き込まれ、結末まで本を放したくなくなってしまうだろう。

プロローグは、2019年10月。男のロシアの刑務所からの脱出を描いている。人物を特定させず、酷寒の雪の中を逃げる人物が描かれる。

舞台は、西アフリカのマリに移る。