「Zoom」を使ってオンラインカラオケ！その方法を聞いてみました

まだだまだ外出自粛ムードが漂う昨今ですが、おとな世代の間で、「オンラインカラオケ」がひそかなブームとなっているのだそうです。オンラインでどうやってカラオケをしているのか、オンラインならではの難しさや、運営のコツなどを、これまでオンラインカラオケを数回主催してきた、ま〜さんにお伺いします。

今回お話を伺うま〜さんは、中部地方でカラオケを楽しむコミュニテイ、「中部カラオケ倶楽部♪（CHUKARA）」を主催する管理人。オンラインカラオケ、いったいどんなものなのでしょうか。

オンライン会議ツールで曲を流して歌う、オンラインカラオケ

──今日はどうぞよろしくお願いします。さっそくなのですが、オンラインカラオケってどういうものなのでしょう？

新型コロナウイルスの感染が拡大して、外に出られなくなってしまい、これまでのように集まることができなくなって考えたのがオンラインカラオケです。趣味人倶楽部さんが「オンラインイベント機能」というのをリリースしたのを読んで、その機能を使ってカラオケに挑戦したというわけです。

──具体的にはどんなやり方をしているのでしょうか？

オンラインで複数人で話ができるツール「Zoom」を使って行います。まず、コミュニティでやりたい人を募って、日時を決める。私たちは40分歌う時間、40分二次会でおしゃべりする時間という2本だてです。参加したい人には、当日までに歌いたい曲を自分の部屋で流せるように準備しておいてもらいます。当日になったら、Zoomにログインして、バックで曲を流しながら順番に歌ってもらいます。Zoomはパソコンで参加し、カラオケの音源はスマートフォンやワイヤレススピーカーなどから流して歌っています。歌とBGMがずれないで、画面越しの相手へ届くからです。二次会では、カラオケの感想や世間話で盛り上がっていますよ。

＞Zoomの使い方を知りたい方は、こちらから！

──なるほど。では、曲はそれぞれが流しているんですね。

そうです。今、動画を見ることができるサイトyoutubeで「DAM」や「カラオケ歌っちゃ王」などのメーカーがさまざまなカラオケの歌を見れるようにしているので、そこから歌いたい曲を選んで、流してもらうというやりかたです。

カラオケDAM公式チャンネル

カラオケ歌っちゃ王

──音をどうしているんだろう？と気になっていたんです。

これが一番苦労したところでしたね。やっぱりタイムラグが起きてしまって、他の人が流した曲にあわせて歌うのは無理でしたから。

──みなさんのレパートリーにはどんなものがあるのでしょうか？

私はやっぱり演歌ですね。吉幾三の「酒よ」を前も歌いましたよ。でも、参加してくださる方にはポップスを歌う人もいて、コブクロやエグザイルを歌う方もいます。

──すごい！幅広いんですね！

歌ってもらい、聞いてあげるのがオンラインでも変わらないカラオケの基本

──こだわっているところはありますか？

カラオケは、歌ってもらい、聞いてあげるのが基本！これを壊さないように、誰かが歌っているときはちゃんと聞くこと。これはオンラインでなくても同じです。ちゃんと聞いてあげる環境にするために、普段のコミュニティでのカラオケはカラオケ喫茶でやっているんですよ。ボックスでは、だめです！（笑）

──なるほど。カラオケ喫茶のように、誰かが歌っているときはちゃんと聞くのが成功のコツなんですね。

そうです。やっぱり、ちゃんと聞いてもらえると、気持ち良く歌えますからね。

──これからオンラインカラオケでチャレンジしたいことはありますか？

やっぱり環境をよくすることですよね。機材などを揃えるとか。実は私、このためにワイヤレススピーカーを買っちゃいました。これにすると音も格段にいいです。

──機材を新調したということは、これからもまだまだ開催されそうですね。

そうですね。やっぱりリアルにはかなわないし、参加してくださる人も限られてしまいますが、「Zoom」は一度設定してしまえば簡単だということもわかってきました。オンラインカラオケ用のコミュニティを作ってみてもいいかもしれないですね。もう一回くらいは開催の機会があるんじゃないかと思っています。オンラインカラオケでカラオケを楽しみながら、カラオケ喫茶でまたみんなと集まれる日を楽しみにしたいですね。