今週のプロフィール写真

いつか見た青い空
A Patch of Blue
　US　メインストリーム S/6068　1965年

1965年アメリカ
監督ガイ・グリーン　音楽ジェリー・ゴールドスミス

世の中なんとなく影が薄い人というのはいるもので
あれはもう30年も前のことになるだろうか、
中学の時の同級生から「○○が死んじゃってさ」と
連絡をもらったのだがすぐには誰のことかわからず
卒業アルバムを引っ張り出してやっと「そういえばいたなぁ･･･」と
思い出したことがあった。
3年間同じクラスでも言葉を交わしたのは数分程度だったか。
もちろん彼にもご両親の他きょうだいもいて、
かけがえのない存在だったはずだ。

エリザベス・ハートマンだってハリウッドで活躍した女優さんなんだから
陰が薄い・存在感が薄いという言い方は適当ではないと思うのだが
色白で病弱というイメージが強く、訃報を知ったときには
なんとなく変に納得してしまったものだった。

数少ない出演作をすべて見ているわけではないが
シドニー・ルメットの群像劇『グループ』、その邦題からは想像が難しい
ドン・シーゲル監督、主演がクリント・イーストウッドという『白い肌の異常な夜』、
熱血正義感ジョー・ドン・ベイカーの奥さんを演じた『ウォ―キング・ト―ル』と
早世したのが惜しいほどそのどれもが印象深い。

https://www.youtube.com/watch?v=iMaUGPg3CA8