「ブックレビュー」の日記一覧

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【ブックレビュー・チャレンジ】× 4日目

【ブックレビュー・チャレンジ】× 4日目 「小林秀雄の思ひ出」 その世界をめぐって 郡司勝義 著 文藝春秋 大学生になって東京の下宿で名著「考へるヒント」に会って以来20代から私は 小林秀雄を読み続けている。かといって未だこの大作家の神髄に遥かに遠い。 この書は編集者として側にいた人物の眼で書き綴られている。古本店でふと手にした。鎌倉を舞台とした文士との交友や酒の席での乱業、激論も書かれて…

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【ブックレビュー・チャレンジ】×2日目

【ブックレビュー・チャレンジ】×2日目   「智の粥と思惟の茶」 松山猛 青英舎 昭和55年発行。 京都で生まれ育った悦楽的な随筆が多い。本書が初めての随筆。  ライターとしてanan、平凡パンチ、POPEYE、BRUTUSなどで活躍。サブカルチャーに広範な審美眼を持つライター、編集者として評価された。 私は、京都市東山区古門前上ルの一徹した頑固社長「一澤帆布店」の記述が好きだ。何度も通…