「琥珀色」の日記一覧

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窓に見る春灯仄か薔薇色に

 春灯に一人の時間生れけり   稲畑汀子  春灯下メインデッシュの運ばるゝ  田上昭典  春灯に寝仕度済ませ横になる   アロマ  春燈や画集に祖父の蔵書印   堀本祐子  春燈下播く與謝野源氏かな  山下佳子  春灯や籠りの僧の沓の音 木暮剛平  雨の道春灯の影濡れてをり  栢森定男  春燈下皿の煮付けの美味確か  アロマ  春灯や母の名足に新生児 森山暁湖  春灯や商…

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回想と、残り香

窓を開けると、 竹林のかそけき音色が醸し出す、 ホワイトノイズが拡散し、 心地よいひと時です。 昨夜は久しぶりに夢を見た。 「吾が夢に時折浮かぶ残り香 一夜の香り消えて儚し」 「窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず」 とは、易経の一文です。 人生とは、喜怒哀楽のことではないだろうか。 懐かしさと切なさが交差する 琥珀色の記憶 ブルージーンと皮ジャンバー …

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遠花火三つ見えたる屋上よ

   「アロマ」の句  遠花火三つ見えたる屋上よ  飛魚の刺身きらきら反射して  帰省する娘の土産あご茶漬け  朝からの暑熱に何時も茹るごと  川沿いに入道雲がむくむくと  吊るされて金魚鮮やか江戸風鈴    琥珀色透けたネックレス夏服に  かき氷白いふわふわミルク掛け  うな重に肝吸い付けて山椒掛け   朱い塗椀鰻丼に木の芽…

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秋空に公孫樹の木が燦然と

     【お薦めの曲】   Dimash - AVE MARIA | Новая Волна 2021  鍬の手を休めて仰ぐ秋の空  中元英雄  土手の自転車秋空を駆けるごと  村上留美子  棟上げがすんでそれから秋の空  森津三郎  棟上げの隣家の上に秋の空  達山丁字  秋空に公孫樹の木が燦然と アロマ  大都会抜け来て秋の空となる  稲畑廣太郎  定食は外で食べようよ…