「在宅介護」の日記一覧

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お題 『水』

     「命の水」 「これからは、私が家で面倒みます。介助方法を教えて下さい!」  リハビリの先生の前で、母がきっぱりと言い切った。  父が脳梗塞で入院して一年が過ぎ、今後の対応について、先生方と話し合っていた時のことだ。予想外の発言に、私と妹は呆然と母を見た。母の表情はキラキラとして、楽しそうにさえ見えた。  私は介護老人保健施設で働いている。要介護5の父を、母が自宅で介護するなんて…

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母のこと ①

入院中ずっと家に帰りたがっていた母は 約2ヶ月に及ぶ入院生活を終えてやっと家へ帰ってきました 退院時は30kgにも満たない体重 立つことも自分で座ることもままならない ほぼ寝たきりの状態 なのでテープ式のオムツ使用 食事も水分も十分に摂れておらず栄養状態も悪い とりあえずの目標は体力の回復 入院中に介護保険の認定調査を受け 電動ベッドをレンタルしたけど 食事や水分の摂取、不快のない排泄 排便…

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在宅介護の大変さは当事者しかわからない

こんにちは! 今日は 親の介護の話です。 私は 実体験をもとに 書かせて頂きます。 介護の話題は 長くなるので 少しづつ 書いていきましょう。 私の母親は 現在85歳 78歳の時に 脳梗塞で倒れ そこから 介護が始まりました。 入院治療2か月、リハビリ病院2か月で 自宅に戻りました。 要介護3でしたので、ショートステイを 選択する事も可能でしたが、、 本人が 入りたくない…

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母の看取り その3 旅立ち

10月17日(土)に無事上京して、母親を見舞うと、さすがに衰弱しているものの、意識はしっかりしていた。  翌日からしばらくはリモートワークと決め込んで数日経った ある日の午後、妹から  『お母さんが、食べた物戻して、痛みを訴えている』  慌てて実家に向かい母親を見舞うと、明らかに前日までの様子とは異なり、容態の悪化が誰の目にも明らか。  それなのに、妹の依頼に訪問診療契約しているクリニッ…

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母の看取り その2 拠点追加のお知らせ

その1で明かしましたが、沖縄に居ては母親の看取りは叶わないと考え、長期戦(医師の言葉では余命数ヶ月)覚悟して、神奈川県と沖縄県の二重生活を宣言した。 以下のメッセージは、10月17日(土)の朝、那覇空港から関係者に送信した。 関係各位 おはようございます。 一部の方は、ご無沙汰しております。 本日(2020年10月17日)より、従来の沖縄県那覇市に加えて、神奈川県○○市に拠…

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母の看取り その1

本来このような内容の日記を発表すべきか、少し逡巡しますが、在宅介護や在宅診療、そして『身内の看取り』に悩んでる方(将来的に悩む可能性のある方)にもヒントになればと考え『メール(私信)』を関係者匿名で記録させて頂きます。 【メール1】 在宅診療所様 いつもたいへんお世話になっております。 以下昨晩(10月7日)に、妹から受信したメールです。 >引用開始 床ずれ防止の寝たきり用マットレスに…

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最後の点滴 (義父の看取り)

日曜日の朝から若干重いテーマで失礼します。  昨年7月に、実父を看取れたのは今から考えると『奇跡的』とも言える。  なぜならば、遠く離れて(神奈川と沖縄)暮らし始めた30年前から、親の死に目には会えない覚悟があったことと、仕事が現役の間は、介護のために割ける時間に限界がある事などの要因。   父の旅立ちを見送って8ヶ月後に、奇しくも数え94歳の義父を首里の自宅で看取ることができた。  その…

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父の看取り

一年半前のメッセージです♪ 長文ですのでお時間許す歳にお目通し頂ければ幸いです。 >以下全文転送・・・ 実父の旅立ちについては、哀しみよりもある意味で清々しい感覚です。 あっという間に『四十九日』を迎え、9月7日に納骨も済ますことが出来ました。 天高く馬肥ゆる季節を迎えますが、どうかくれぐれもお身体大切にされて下さい。 以下ご参考までに、父の他界翌々日に、私の親しい関係者に…