「小説家」の日記一覧

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性を鬻ぐ・・・娼婦として

生まれ変わったら娼婦を経験してみたい。と願う彼女・・・。すごく共感した。もし女性に生まれ変われるなら、娼婦として生きる感覚を味わいたいと考えた。社会的には底辺と言えるであろう人生の感覚には興味がある。 人生は1度きり、そして、自我も一つきりである。だからこそ、どこかふかんした視点で、自分とはかけ離れた自我を体験できるとすればこの上なく刺激的だと考える。

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恋愛したくなった

ドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』を録画していたのを見た。 前編1時間、後編1時間、2日に分けて放送されたけど、前編見ただけで胸が熱くなって後編がまだ見れない。 発達障害の主人公がどんな行動するかは、これまで伝えられてきていることでだいたい想像できる。しかしその突飛な行動を支える妻の愛情に胸が締め付けられる。これほどの愛を描いたドラマはあまり類を見ない。 …

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恐山のイタコ

(月刊「すばる」・・脚本家・高羽彩「ちょっと待ってください 2」’22年8月号 より) 恐山といえばイタコ、イタコといえば恐山。長年の念願だったイタコの”口寄せ”が、ようやく実現した。(死者の魂を呼び寄せ、縁者と対話させるという)この”口寄せ”を、心の底から信じていた訳ではないけれど・・ 若くして(25才)亡くなった友人、(できれば小説家になりたいと生前言っていた)彼のことが、頭にこびりつき…

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別人になりなさい

講義は受講者が書いてきた1ヶ月前の作品を、一作一作講師が手にしたメモをみながら、丁寧に批評していく。 これぞと思う作品は講師自らが音読する事もあった。 講師が珍しく叱った。 それまでは良い点を羅列して誉めていたのだが。 受講生の一人が不倫物を書いてきたのである。 主人公が若い男性で人妻にうつつを抜かしている様子を描いたようである。 こんなくだらない不倫ものは言語道断。 若い男が仕事もせずに…

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別人になりなさい

新聞社のカルチャーセンター、小説実作教室へ行く事にしました。 末っ子が小学校に入学した年です。 それまでに小説を書いたのは、高校生の時、夏休みの宿題でした。 小説の書き方も何も教えずに、先生が言いました。 「夏休みの宿題は小説を書く事です。あなた方は一年生なので、100枚の小説を書いてきなさい。2年生は200枚、3年生は300枚です。」 いきなり100枚の小説です。それ以外の現代国語の宿題…

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1月28日(金曜日)晴れ〜つまらないことを思い出した

壁にかけたカレンダーに書かれた予定は、医者の予約日ばかりが目立っている。他にすることはないのだから仕方がない。まん延防止措置が発出され、またまた自宅で自粛を求められることになった。楽しみにしていたコンサートは延期になり、家族の顰蹙をかうので、開催されるコンサートにも中々出かけられないのは、苦痛以外の何ものでもない。 歯医者・循環器内科・整形外科・耳鼻咽喉科、私が通っている医者だ。通院券やお薬手…

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知らなかった雪の姿 小説「雪女」 「沈める滝」

寒さが緩んで 今、紅梅白梅をよく見かけます。 最近になって気づいたこと、裸の枝に可愛い真ん丸の 蕾が鈴なりにくっついて初めは蕾と思わなかったのです。 まるで真珠の連なりでした。白いのも赤いのも花と又違った趣があり出会えてよかったと思いました。 今年の冬は結構寒く、大阪でもかすかな雪が舞った日がありました。 1~2月にかけて沢山の本を読みましたが、とても印象深いのは 森万紀子「雪女」です。山形…

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トンネルの向こうは雪国だったはずなのに

昨日、文体を変えて川端康成風にしてみたら、違和感を憶えた人がいる反面、高評価を受けたりして戸惑った。 なかなか他人様の褌を借りるのは大変で、そうそう上手くは書けないものだ。 けれども、もう一度だけ試してみようかと云う気になった。 今回は高木彬光風だろうか、それとも松本清張風? そう言えば富島健夫なんて人もいたなぁ。 まぁ、それは読んだ人が決めるだろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

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「時代劇は面白い!」(^。^)y-~

先日のこと、朝のラジオ番組NHKの「すっぴん」を聴いていたら 小説家・山本周五郎の話をしていた。 山梨県生まれ 尋常高等小学校卒業 本名 清水三十六(シミズ サトム) 家が貧しかったので横浜に奉公に出る。 小学校の時、担任の先生に小説家になれと励まされ、志望する様になった。 奉公先の山本周五郎商店から出版社に原稿を送る時「山本周五郎方清水三十六」と書いたら 出版社で間違えて作家・山…