「アーケード」の日記一覧

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春の暮れ太白歪に眼前に

 乾燥機の窓に春色をどりけり 鎌倉喜久恵  春色を鏤めてゐる樹間かな   鈴木勢津子  春色に変はりゆく日々ウォーキング   増田一代  春色の汽車を乗り継ぎいま此処に 小嶋洋子  春の色なだらか丘に満ち溢れ  アロマ  ジャズ流れ春色のせて白い皿 笹村恵美子  春色のリップスティックケース白  アロマ  春色に変へる魔術師森の精   竹中一花  行く春の低き音曳く飛行船  …

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風の色立夏の街に耀いて

 【夕餉に茄子を賽の目切りにし 辛し和えを作る  醤油とチューブ芥子のみだが とても美味  ホッケの生干しを オーブントースターでこんがりと焼く  もやしと和布の味噌汁】  日比谷より銀座抜けゆく立夏かな  坂井建  アーケードに雨脚見ゆる立夏かな 上谷昌憲  駒形に醤の匂ふ立夏かな 佐藤博重  円錐の味噌かぐはしき立夏かな  成宮紀代子 …

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☆京都きっての老舗商店街は東西に延々続く【三条会商店街】

堀川通りから千本通りまで800m、180店舗が連なる この日の時間帯は午前8時前、さすがに開いているお店は少ない 大阪人の私にとってはこれまで出会うはずもない三条通りの西の端にこんな通好みな商店街あるなんてね 大正三年発足と聞けばさすが京都と言いたくなる 新たな町との出会いに乾杯!とまたビールが飲みたくなっちまった (11月12日撮影)

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☆ちょっぴり気合い入れつつダークな通路を抜ける【三和市場】

うぅ~んお役目終えたのかと判断してしまうよねぇ 八百屋、魚屋、果物屋、乾物屋・・・・ぎっしり詰まり繁盛していたんだろうなぁと夢想してみた この横路に賑わいが戻る事など期待するだけ無駄な気がした ◎阪神尼崎駅から西に歩き出屋敷駅に近づくと現場?に取り込まれる

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☆最近は少なくなった駅前道沿いアーケード【三田駅前】

この駅前には残っていてホッとしたよ 住宅地開発が進んだ兵庫県三田だから新しいものばかりが目につくのかと心配していた 素朴な駅前アーケードあるなら通ってみたくなる 美味しいお店が揃っているようならさらに興味がそそる

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部屋の隅春の闇仄か揺蕩う

 懐炉してこたびは雨の法然院  仲村美智子  白萩のつぼみ法然院の閑  鷹羽狩行  法然院一期の色の冬紅葉  青木重行  夕永き法然院の笹子かな  小林愛子  花冷の法然院の句座にかな  黒田杏子 花下草上  春の闇踏んで潰れし豆の音  今瀬剛一  焦れども眠らぬ脳や春の闇  伊藤稔代  シグナルの変る夜道や春の闇  兼子栄子  灯を消せば明日へとつづく春の闇  戸田円…

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☆この町のメイン商店街は銀座銀座銀座からの変名組【杭瀬一番商店街】

一昔前にはどの都市にも○○銀座ってありましたよね? ご多分にもれず尼崎杭瀬を代表するアーケード街の元の名は「杭瀬銀座商店街」でありました 開放的で明るい商店街道幅広くショッピングするには適していますね なぜこんなにも杭瀬地区にアーケード街が発達したのか調べてみる価値ありそうです

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☆入り組んだアーケード街が素敵な下町【杭瀬中市場北市場】

尼崎市杭瀬はノスタルジックな素顔を持つ庶民の町だ 点在する立ち飲みを巡った事があるが期待以上の成果を上げた思い出が残る コロナで酒場は青色吐息どこもかも閉まっているのが無念だ 今回はネットで調べた「市場食堂」を目指し阪神杭瀬駅で下車して店を探す あっさり場所は特定できたがガックリやっぱしコロナ休業の最中だった この食堂がある杭瀬中市場私のような商店街ラブ男にとっては出物これはこれで知…

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☆夜になればムード満点、流しのお兄さんが一曲歌ってくれそう【天下茶屋商店会】

さすが大阪西成区天下茶屋だと唸るストリートに足を踏み入れた あまりにも渋すぎてすぐに言葉が出てこない 昭和どころか戦前の雰囲気さえ滲み出していて痛快すぎますわぁ 下火になったとはいえまだまだ現役感が伝わってきてあたくしムードに酔いました

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七夕の商店街を浴衣着て

 雷雲のかげに安曇野抱き仏  三枝邦光  山頂や雷雲がバラ色に  三池泉  俄かに雷雲立ち込め雹が降る  アロマ  快晴のいつ雷雲の育ちしや  稲畑汀子  雷雲や岩の蔭から啼兎  田中藤穂  雷雲を抜ける大揺れ着陸す  稲畑汀子  雷雲のきれて夕星そこにあり  菊地惠子  雷雲を避くる旋回二十分  稲畑汀子  雷雲の過ぐるを待ちて着陸す  稲畑汀子    花舗…

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帰り道つゆ草蒼く道の端に

  蒸し暑い日だった  崩れんとして梅雨雲の又晴るゝ  稲畑汀子  茴香の花の匂ひや梅雨曇  嶋田青峰  梅雨曇り木の葉の色の冴え返る アロマ  梅雨雲を頂にして八ケ岳  高木晴子 花 季  梅雨雲を日矢躍り出づ信夫郡  杉山岳陽 晩婚  梅雨雲を払ヘニコライ堂の鐘  鷹羽狩行  梅雨曇「卯波」に電話鳴りにけり  桂信子 草影  梅雨曇橋がつなげる町の音  佐藤脩一  来…

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滅ぶも栄えるもここが正念場ファイト一発!【新世界市場】

忘れ去られたような場所にアーケード街があった 半分以上はシャッター閉じた光景これはこれまで沢山見て来たよ 老店主ばかりの中に混じって意欲ある若者がポツポツと商売を始めている うまく回り始めたら新たな拠点に成りうるんやけどなぁ 入口が分かりにくい場所にあるし人の足を向けさせる何らかの戦略が必要になってくるねぇ 頑張ってくださいと見守る事しか通りすがりの旅人には出来ませぬ

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徳庵お前もか!見慣れた光景がこの地にも感染浸透してしまった図

商店街の写真を写すのが趣味の一つかもね 駅前すぐの場所にやっぱりあった心くすぐる被写体スペース 手作り丸出しアーケードが印象的ながら内部の店はほぼ全滅物悲しさが漂いまくる 今こうして撮影しておかないと近い将来撤去間違いなしだと思われる

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町歩きの最終地点はもはや謎に包まれた商店街

説明文には「市電が中心であった1931年ごろから、今里新地へ通じる街路として親しまれた伝統と歴史のある商店街」とある 私の中のかすかな記憶は寂れてはいたがアーケードがあり飲み屋と飲食店が連なるレトロな商店街・・・・・・ それがそれが30年ぶりに歩いてみればごく普通の道に変わっている 街灯に付けられた「今里新橋筋商店街」のペナント無ければ通りをを間違ったと思ったはずだ 私の中…

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ユトリロの風景

   雪の街  白く彩られた街並みは  何時もと違ってロマンチック  午後の曇り空の下  妙に明るく美しい雪景色  延びる歩道も街路樹も白く覆われ  何時もと違う何処かへ  私を誘ってくれそう  ユトリロの雪のパリの風景を想い出す  はらはらと舞い出した粉雪に合わせ  伸びやかなサウンドが聞こえてくる気がして  ミッシェル・ポルナレフの「愛の休日」なんか素敵  アーケードに入り …

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草原にアオサギ微動だにせず

    「アロマ」の句  炎天下汗乾き切って心地良し  牡蠣フライ押して平たく檸檬添え  秋刀魚焼くシーズンに一度去年の秋  草原にアオサギ微動だにせず  マニキュアとリップの色合い揃え冬  アーケードの街華やぎの聖夜なり  ラーメンの美味しいデパ地下の店  舗道に我が腕取り歩く君  待ち合わせ君のシャツは波模様  花冷えに車を降りて写真撮る  満開の桜枝垂れて衣の袖 …

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上海に旅して路上に霰降る

 ふるさとは緋蕪漬けて霰どき  蒼石  ほしいまゝにプラツトフオームの霰哉  尾崎紅葉  まぎれなく貧し鼻うつ夕霰  小林康治 玄霜  みづうみを打つて過ぎゆく霰かな  草間時彦 櫻山  ものありぬ霰が降れば音たてる  加倉井秋を 午後の窓  ものもへば霰にまぶた打たれけり  川口重美  やう~に舟岸につく霰哉  寺田寅彦  ゆく雲や霰ふりやむ寺林  飯田蛇笏 霊芝  ゆづり葉の…